異型リンパ球 病気

異型リンパ球が認められた場合に懸念される病気

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リンパ球とは白血球の一種で、私たちの体の免疫機能を担っています。
外敵の侵入を防ぎ、体内に害をもたらす細胞を攻撃して破壊する役割を果たしています。
リンパ球は正常値を維持することが理想的ですが、リンパ球の増減によりアレルギー反応や免疫機能の低下が起こることがあります。
また、リンパ球は正常なものだけでなく、異型リンパ球や異常リンパ球と呼ばれるものが出現することもあります。
これらはリンパ球が形態異常を起こしたもので、反応性のものを異型リンパ球、腫瘍性のものを異常リンパ球と分類されます。
異型リンパ球は、通常のリンパ球がウィルスなどの外敵と反応して形態変化したものです。
従って、免疫機能の結果から一時的に出現するものであり、著しい増加でなければ問題視されません。
一方で、異常リンパ球は腫瘍化してしまったものです。
形態が異常なリンパ球が認められた場合、反応性・腫瘍性の識別が非常に重要です。
しかし、識別が困難な病気もあるため、細胞表面マーカー検査など詳細な検査が必要な場合もあります。

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異常リンパ球の増加が認められた場合、疑われる病気は多発性骨髄腫や慢性リンパ性白血病などが挙げられます。
多発性骨髄腫は、形質細胞ががん化し異常増殖して発病します。
形質細胞とはリンパ球の一種であるB細胞から分化したものであり、抗体を作るために発達した細胞です。
がん化した形質細胞は骨髄に蓄積し、正常な血液を作り出す機能が失われ、免疫機能の低下を招きます。
また、異型リンパ球が異常に増殖した場合でも、EBウィルスによる伝染性単核球症などの病気が疑われます。
EBウィルスとはヘルペスウィルスの一種で、日本では90%以上が感染していると言われています。
しかし、感染による目立った症状が出ることはなく、知らないうちに免疫ができていることが多いようです。
しかし、伝染性単核球症を引き起こすこともあり、この場合は異型リンパ球の増加から疲労や倦怠感、発熱や咽頭炎などの症状を引き起こします。
治療に特効薬はありませんが、発熱や炎症を抑えつつ自然に治るのを待つようになります。

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